ライオンズクラブの「盲人福祉」の運動は、歴史的に大きな意義を持つものである。それは、1925年(大正15年)の国際大会で、ヘレン・ケラー女史のスピーチで会員たちに「盲人のために暗闇と戦う十字軍の騎士」となるよう呼びかけた時を機として、世界レベルで積極的に取り上げられる奉仕活動となっているからである。
我クラブも、これに鑑み、早くから「視覚障害者に対する奉仕活動」に取組み、メンバーのアイバンクへの献眼登録は勿論のこと、故L大槻、故L榊山などの尊い献眼によって、積極的に貴重な奉仕を行ってきている。一方、「盲人福祉」に対しても、CN30周年記念事業の一つとして「日本ライトハウスの盲導犬育成基金への盲導犬1頭分」を寄贈したことを機に、以後継続的に毎年、同育成基金へ1頭分の寄贈を続けており、今年度(2010〜2011)で19頭目の誕生をむかえることになっている。 この事業にかかわる事業費は当該年度の事業費会計を圧迫しないよう、メンバーの総意により毎例会にメンバー1人当たり500円の特別拠出を行い特別事業会計としている。 |
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本年6月、クラブの視力保護・盲人福祉委員会は、千早赤阪村の社会福祉法人「日本ライトハウス行動訓練所」を訪問し、盲導犬育成基金の寄贈かたがた訓練所の見学を行った。またその中で、過日クラブの例会を訪問してくれた盲導犬“フローレン”との体験歩行を行う機会を作っていただき、盲導犬の優れた能力と育てる方々の努力に、あらためて感銘を受けた。 |
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★日本の盲導犬の歴史 : 昭和14年民間人によってドイツから4頭が輸入される ★犬種 : ラブラドール・レトリバー ゴールデン・レトリバー シェパード ★訓練の期間 : 生後2ヶ月でパピーウォーカーへ 後8ヶ月訓練 計約2年間 ★盲導犬の寿命 : 寿命は14才前後で、2才位でユーザーへ、10才位で引退 ★需要と供給 : 現在希望者約8,000人に対して活動犬約900頭 |
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日本ライトハウス資料より |